医療・ヘルスケア業界に所属している方のネットワーキングや講演会・勉強会などの開催を目的とした、戦略的経営者研究会の分科会です。
「一橋ビジネススクールから日本のヘルスケアを進化させ、顧客や患者中心の健康促進を実現する」をVISIONとしています。
これからのイベント
第3回講演会「革新的治療法の開発に挑戦する医療・ヘルスケアスタートアップのCFOが成し遂げたいこと」開催
医療・ヘルスケア分科会の第3回講演会は、ソニア・セラピューティクス株式会社取締役CFO,Vice Presidentの小林直樹様にご登壇いただきます。
医療・ヘルスケア領域は、日本がグローバルで戦える産業の中心的役割を担うと考えられ、またスタートアップの躍進は、日本のビジネスを底上げさせる期待感に溢れています。この二つを兼ね備えた医療・ヘルスケアスタートアップは、高い事業リスクと将来の高い社会的ベネフィットという緊張感と躍動感を内在したエキサイティングなビジネスモデルです。
その事業シーズは、技術やサイエンスをバックグラウンドに有する起業家によってもたらされ、一方でその高い事業リスクをコントロールするために必要な機能であるファイナンスは、財務をバックグラウンドに有する最高財務責任者(CFO)によって実行されます。
本講演では、財務がバックグラウンドである小林様がどのような経緯で医療・ヘルスケアの世界に身を投じることとなり、どのような思いで高い事業リスクに向き合い、それを乗り越えて何を成し遂げたいのかを中心に、ご自身のビジネスキャリアの原体験や変遷を踏まえて、職種・業種・企業ステージといった3つの軸をどのように変化させ、また変化させなかったのか、更にはキャリアの選択は自律的か他律的かといったキャリアプランにも言及しながら、医療・ヘルスケアスタートアップを志す若い世代への示唆に繋がるエッセンスを盛り込んでお話しくださいます。
小林様はこれまでに、4社の医療・ヘルスケアスタートアップで未上場企業と上場企業のCFOを歴任され、2社(うち1社はIT企業)ではCFO兼上場準備責任者として東証へのIPOを達成されました。未上場・上場のステージを複数回経験してきたシリアルCFOとしてのご経験から、ファイナンスの力を発揮することで、日本の医療ヘルスケアスタートアップの技術が世界に羽ばたいていくことに力を尽くしたいとの思いも語っていただきます。
皆さまふるってご参加ください。
日時:2025年3月13日(木)18時30分~20時00分(終了後懇親会開催予定)
テーマ:「革新的治療法の開発に挑戦する医療・ヘルスケアスタートアップのCFOが成し遂げたいこと」
講演者: 小林直樹様(ソニア・セラピューティクス株式会社取締役CFO,Vice President)
対象:一橋ビジネススクール教員・学生・修了生、東京科学大学 医療管理政策学(MMA)コースの同窓生および在校生の方、早稲田大学ビジネススクール士師会の方
会場:一橋大学千代田キャンパス 大講義室
参加費:無料
・満席に達した場合はお申し込みを締め切らせていただきます。
・講演は日本語で行われます。This session is to be held in Japanese.
参加をご希望の方はこちらからお申し込みください。
「革新的治療法の開発に挑戦する医療・ヘルスケアスタートアップのCFOが成し遂げたいこと」お申し込みフォーム
<小林直樹様 プロフィール>
ソニア・セラピューティクス株式会社取締役CFO,Vice President
1987年 大手不動産会社に入社、有利子負債1兆3,000億円を抱える財務部門で銀行借入・デリバティブ等の業務に従事し、銀行からの資金調達であるデットファイナンスを習得する。1997年 デロイトトーマツで主にベンチャー企業の資金調達や株式上場のコンサルティングに従事し、創業メンバーとして子会社のトーマツベンチャーサポートを立ち上げ執行役員に就任し、バイオセクターのリーダーとして複数のバイオテック企業の財務戦略を支援する。2005年 クライアントであった創薬系バイオベンチャーである㈱Argenes「リウマチ抗体医薬の開発」の取締役CFOに就任し、約40億円の資金調達を実行し、投資家からの資金調達であるエクイティファイナンスを習得する。同社の創業から製薬会社への実質上の売却まで一貫して関与する。2011年 産業革新機構が買収したエナックス㈱「リチウムイオン電池の研究開発」のターンアラウンドに従事し、2016年 ㈱はてな「インターネットサービス業」の株式上場を取締役CFOとして成功させ、オンコリスバイオファーマ㈱「腫瘍殺傷ウイルスを用いた医薬品開発」の財務担当取締役を経て、2019年 ㈱モダリス「CRISPR技術を用いた医薬品開発」の執行役員CFOに就任し、2020年8月に個人として2度目の株式上場を成功させ、財務及び IR の責任者として経営管理全般を統括し、米国子会社を含むグループ全体の CFO として資金調達及び資金管理の責任者を務めた。
2024年7月 現職であるソニア・セラピューティクス㈱の取締役CFOに就任。
これまでに経験した8社のうち5社が研究開発型スタートアップ(3社が創薬、1社が医療機器、1社がエネルギー)であり、その5社全てでCFOを歴任している。
また、2社(1社が創薬、1社がIT)ではCFO兼上場準備責任者として東証へのIPOを達成している。
一橋大学大学院 国際企業戦略研究科 金融戦略・経営財務コース2011年修了(MBA of Finance)。
ソニア・セラピューティクス株式会社
事業内容:難治がんに対する次世代型超音波ガイド下集束超音波(HIFU:high-intensity focused ultrasound)治療装置の開発
https://www.sonire-therapeutics.com/
第2回講演会「『医療×テクノロジー』の未来像」開催
医療・ヘルスケア分科会の第2回講演会は、東京科学大学医学部臨床教授・アイリス株式会社共同創業者/取締役副社⻑CSOの加藤浩晃様にご登壇いただきます。
加藤様は医師として臨床経験を積まれた後、厚生労働省で医療ベンチャー支援策等の政策立案に携わり、さらにAI医療機器開発等を行うアイリス株式会社を共同創業するなどデジタルヘルス分野での新規事業創出を牽引されてきました。
アイリス株式会社では日本初のAI新医療機器であり保険適用もされたインフルエンザ診断機器「nodoca」の開発など革新的なプロジェクトを推進、2023年のスタートアップワールドカップ世界大会で優勝を果たすなど、医療現場、医療制度、テクノロジー、ビジネスの視点から、新たな価値を創出していらっしゃいます。
「医学と工学、ビジネスと政策、患者の声が交差する空間こそ、新しい医療文化が生まれる源泉」と語る加藤様が描く未来の医療のビジョンを、グローバルな医療テックの動向も含め、お話しいただきます。
日時:2025年2月27日(木)18時30分~20時00分(終了後懇親会開催予定)
テーマ:「『医療×テクノロジー』の未来像」
講演者:加藤浩晃様(東京科学大学医学部臨床教授・アイリス株式会社共同創業者/取締役副社⻑CSO)
対象:一橋ビジネススクール教員・学生・修了生、東京科学大学 医療管理政策学(MMA)コースの同窓生および在校生の方、早稲田大学ビジネススクール士師会の方
会場:一橋大学千代田キャンパス 大講義室
参加費:無料 ※懇親会会費は別途、3000円前後を予定しています(詳細は変更することがあります。あらかじめご了承ください)。
・満席に達した場合はお申し込みを締め切らせていただきます。
・講演は日本語で行われます。This session is to be held in Japanese.
参加をご希望の方はこちらからお申し込みください。
「『医療×テクノロジー』の未来像」お申し込みフォーム
<加藤浩晃様 プロフィール>
加藤 浩晃 HIROAKI KATO
デジタルハリウッド大学大学院 特任教授
東京科学大学医学部 臨床教授
アイリス株式会社共同創業者/ 取締役副社⾧CSO(Chief Strategy Officer)
医師、MBA in Finance(一橋大学)、元厚生労働省。専門は遠隔医療、医療AIなどデジタルヘルス。
眼科専門医として1,500件以上の手術を執刀、遠隔医療やAIなどデジタルヘルス関連事業を開発。医療・ヘルスケアビジネスに必要な「医療現場」「医療制度」「ビジネス」の3領域を経験し横断的に理解する数少ない存在であり、医療・ヘルスケア領域全般の新規事業開発と支援を行う。日本の医療ベンチャーに精通し、大企業やベンチャーの顧問・アドバイザー・取締役の他、経済産業省Healthcare Innovation Hubアドバイザー、J-Startup推薦委員、厚生労働省医療ベンチャー支援(MEDISO)非常勤サポーター、日本医療ベンチャー協会理事なども務める。
著書に『医療4.0』(日経BP)、『医療×起業:医師・医療者のためのスタートアップ起業ガイド』(編著・メディカ出版)。日本経済新聞に「元気の処方箋」連載中。
アイリス株式会社
事業内容:AI技術を用いた医療機器の開発・製造・販売及びAI技術の研究開発
https://aillis.jp/
過去のイベントの一覧
・第1回 ネットワーキング会開催(2024年10月27日(日))
・第1回講演会「医療・ヘルスケアにおける事業開発の要点と現状の課題」開催(2025年1月27日(月))
講演者: 秦 充洋様(株式会社BDスプリントパートナーズ代表取締役、一橋ビジネススクール客員教授)
医療・ヘルスケア分科会へのお問い合わせはこちらよりお願いいたします。https://www.str.hub.hit-u.ac.jp/contacthealthcare