医療・ヘルスケア業界に所属している方のネットワーキングや講演会・勉強会などの開催を目的とした、戦略的経営者研究会の分科会です。
「一橋ビジネススクールから日本のヘルスケアを進化させ、顧客や患者中心の健康促進を実現する」をVISIONとしています。

医療・ヘルスケア分科会 活動コンセプト

これからのイベント

第4回講演会「革新的な医薬品・医療機器の開発とエコシステムの構築」開催

戦略的経営者研究会 医療・ヘルスケア分科会の第4回講演会では、株式会社INCJの執行役員 マネージングディレクターである芦田 耕一様にご登壇いただきます。
芦田様は現在、官民ファンドの一つである株式会社INCJ(旧 産業革新機構)のベンチャー・グロース投資グループの共同グループ長を務めていらっしゃいますが、専門は医薬品分野および医療機器分野のスタートアップ投資です。前職も含めてこれまで20年以上に渡り、数々のスタートアップへの投資と支援をされてきました。INCJにおいては、創薬スタートアップへの投資に加えて、日本初の医療機器に特化したベンチャーキャピタルの創設も支援されました。
また、政府の健康・医療戦略推進専門調査会の委員や厚生労働省の有識者検討会の構成員として政策課題の議論に参加されてきたほか、日本医療研究開発機構(AMED)のプログラムオフィサーや評価委員を務めていらっしゃいます。
本講演では、医薬品分野および医療機器分野におけるエコシステムを概観した後に、これまでの経験に基づいた両分野のスタートアップの特徴と課題についてお話しいただきます。さらに、両分野の日本のエコシステム構築の課題と、それら課題の解決に向けた政府の取組についても触れていただきます。日本発の革新的な医薬品・医療機器が開発されグローバル市場に展開されるために何が必要なのかを、皆さんと一緒に考える機会になることを楽しみにしています。

日時:2025年6月19日(木)18時30分~19時50分(終了後懇親会開催予定)
テーマ:「革新的な医薬品・医療機器の開発とエコシステムの構築
講演者:芦田 耕一様(株式会社INCJ  執行役員 マネージングディレクター ベンチャー・グロース投資グループ 共同グループ長)
会場:一橋大学千代田キャンパス 1階大講義室
対象:一橋ビジネススクール教員・学生・修了生、一橋大学医療政策・経済研究センター(HiAS Health)の教員・学生・修了生、東京科学大学 医療管理政策学(MMA)コースの同窓生および在校生の方、早稲田大学ビジネススクール士師会の方
参加費:無料

・満席に達した場合はお申し込みを締め切らせていただきます。
・講演は日本語で行われます。This session is to be held in Japanese.

参加をご希望の方はこちらよりお申し込みください。
「革新的な医薬品・医療機器の開発とエコシステムの構築」お申し込みフォーム 

<芦田 耕一様 プロフィール

ベイン・アンド・カンパニー、アマシャム ファルマシア バイオテク(株)(現 グローバルライフサイエンステクノロジーズジャパン(株))、日本モンサント(株)医薬品事業部(現 ファイザー(株))などの後、バイオ・ヘルステックに特化したベンチャーキャピタルである(株)ファストトラックイニシアティブの共同創業者・取締役パートナーを経て、2012年10月に(株)産業革新機構(現 (株)INCJ)に入社、現在に至る。

ファストトラックイニシアティブでの主な投資実績は、(株)カイオム・バイオサイエンス(証券コード4583)、(株)セルシード(7776)、ブライトパス・バイオ(株)(4594)、(株)医療情報総合研究所(現 (株)インテージリアルワールド)

INCJでの主な投資実績は、ステラファーマ(株)(4888)、(株)メガカリオン(シスメックス(株)が買収)、MedVenture Partners(株)(医療機器に特化したベンチャーキャピタル)

また、日本医療研究開発機構(AMED)の「革新的医療技術研究開発推進事業(産学官共同型)」のプログラムオフィサーおよび「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」の評価委員を務めている。
以前も、政府の「健康・医療戦略推進専門調査会」の委員、厚生労働省の「医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会」、「創薬力の強化・安定供給の確保等のための薬事規制のあり方に関する検討会」と「医療情報データベースの運営の経費等に関するワーキンググループ」の構成員、AMEDの「医療機器開発における知財対策に係る人材育成のための調査と教材作成」の委員、特許庁の「知的財産デューデリジェンスの実態に関する調査研究」の委員などのほか、AMEDの事業の評価委員を務めた。

東京大学大学院 理学系研究科 生物化学専門課程修了。理学修士。

医療・ヘルスケア分野の社会課題を解決するワーキンググループのご案内

このワーキンググループは、医療・ヘルスケア分野における重要な社会課題を解決するために、参加者の専門知識や経験を共有し、具体的な解決策を見出すことを目的としています。ビジネスの観点から、実現可能な施策やイノベーションを議論し、実践的な解決策を討議・提案します。ぜひ奮ってご参加ください。

日時:2025年6月21日(土)午後1時30分~午後4時45分(集合時間:午後1時15分・終了後懇親会開催)
会場:一橋大学千代田キャンパス 1階大講義室・セミナー室
対象:一橋ビジネススクール教員・学生・修了生、一橋大学医療政策・経済研究センター(HiAS Health)の教員・学生・修了生、東京科学大学 医療管理政策学(MMA)コースの同窓生および在校生の方、早稲田大学ビジネススクール士師会の方
形式:3~4名のグループワーク
実施するテーマ:下記の候補の内、最も興味あるテーマを1つ選んでいただきます。3-4名程度希望者が集まったテーマを実施します。参加者は事前に選んだテーマごとにグループに分かれます。グループメンバーは事前に参加者に周知します。1-2名の希望のテーマは2次募集いたします。
<テーマの候補>
1.日本版創薬エコシステムのあり方と産学官連携の推進
2.医療ビッグデータを活用した政策決定支援
3.医療機器産業発展のための課題と新規ビジネスチャンス
4.高齢化社会を支える新たな医療・介護サービスモデル
5.災害時医療へのドローン技術の応用可能性
6.医療ツーリズムを活用した地域活性化の具体策
7.ドラッグロスを解決する制度改革とビジネスモデル
8.安全で効率的な医療情報連携システムの構築
9.予防医療を普及させる官民連携とビジネスの可能性
10.医療分野における自由診療市場拡大の可能性と課題

活動の成果とその後の活動
・具体的な解決策を見出すところまで至らなくても、テーマに関連する現状の課題整理は重要な成果と捉えています。その場合は、今後さらに深掘りするための活動を検討します。
・討議サマリーの作成:各グループのディスカッション内容を当日にスライド1-2枚程度(テンプレートあり)で発表。
・当日の活動内容のサマリーを分科会HPに掲載:それぞれのワーキンググループのテーマと討議内容の概説(2-3センテンス程度)を含め、当日のワーキンググループ活動全体の活動記録を作成。

このワーキンググループは、皆様の専門知識や経験を活かし、実践的な解決策を見出す場です。分科会の中で同じ課題意識や分野に興味を持つ方と討議する機会ですので、積極的な参加と意見交換を通じて、医療・ヘルスケア分野の未来を共に創りましょう。

参加をご希望の方はこちらからお申し込みください(申し込み締め切り:6月7日(土))。
ワーキンググループ お申し込みフォーム

ご質問やご不明点があれば、いつでもお知らせください。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。

過去のイベントの一覧

・第2回 ネットワーキング会開催(2025年4月13日(日))

・第3回講演会「革新的治療法の開発に挑戦する医療・ヘルスケアスタートアップのCFOが成し遂げたいこと」開催(2025年3月13日(木))
講演者:小林直樹様(ソニア・セラピューティクス株式会社取締役CFO,Vice President)

・第2回講演会「『医療×テクノロジー』の未来像」開催(2025年2月27日(木))
講演者:加藤浩晃様(東京科学大学医学部臨床教授・アイリス株式会社共同創業者/取締役副社⻑CSO)

・第1回講演会「医療・ヘルスケアにおける事業開発の要点と現状の課題」開催(2025年1月27日(月))
講演者: 秦 充洋様(株式会社BDスプリントパートナーズ代表取締役、一橋ビジネススクール客員教授)

・第1回 ネットワーキング会開催(2024年10月27日(日))

 

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