2025年4月に一橋ビジネススクール戦略的経営者研究会の新たな分科会として 「事業開発ワークショップ」 が発足いたしました。本ワークショップは、2022年より一橋ビジネススクール修了生が自主的に実施してきた取り組みを基盤に、正式な分科会として体系的に運営するものです。
本ワークショップでは、実践的な事業開発スキルの習得と最前線で活躍するビジネスプロフェッショナル同士の交流を目的とし、以下の2つの活動を柱としています。

1.事業開発プログラム(10か月間)
・固定メンバーによるチーム編成のもと、構想から具体的な事業化までを一貫して実践。
2.ビジネスリーダー講演(オープン講座*)
・業界をリードするビジネスリーダーを招き、事業開発に関する知見を深める機会を提供。
*オープン講座とは、固定メンバー以外でも、一橋ビジネススクール現役生・修了生、その紹介者が参加可能なプログラムです。

本ワークショップのプログラムコーディネーター・講師には、一橋ビジネススクール客員教授 秦充洋先生をお迎えし、実践的な学びの場を提供します。

第2回ビジネスリーダー講演「市場をつくるマーケティング」開催(オープン講座)

ブランドとは、マーケティングとは、ターゲットとは。実践のビジネスシーンでは、これらの概念を漠然とわかったつもりで議論を進めがちです。今回の講義では、ひとつひとつを今一度整理し、「戦略」を明確に定義づけて「いい4P」を導き、判断するための本質的な考え方を学びます。
ご関心のある方はぜひご参加ください。
*講演に連続性はありませんので、第1回ビジネスリーダー講演に参加いただいていない方のお申し込みも大歓迎します。

<テーマ>「市場をつくるマーケティング」
<日時>7月16日(水曜日)19時00分~20時30分
<開催形式>オンライン *固定メンバーのみ会場で参加いたします。恐れ入りますがご了承ください。
<講師>音部大輔(おとべだいすけ)氏
株式会社クー・マーケティング・カンパニー代表取締役。
愛知県名古屋市出身、関西学院大学大学院経営学研究科 MBA(マーケティング)、神戸大学大学院経営学研究科 博士号(マーケティング)取得。
17年間の日米P&Gを経て、ダノンやユニリーバ、資生堂などでマーケティング担当副社長やCMOとしてブランド回復を主導。2018年より独立、現職。家電、化粧品、輸送機器、放送局、電力、広告会社、D2C、ネットサービス、BtoBなど国内外の多様なクライアントのマーケティング組織強化やブランド戦略立案を支援。博士(経営学 神戸大学)。
著書に『なぜ「戦略」で差がつくのか。』(宣伝会議)、『マーケティングプロフェッショナルの視点』(日経BP)、『The Art of Marketing マーケティングの技法 パーセプションフロー・モデル全解説』(宣伝会議、日本マーケ–ティング学会「日本マーケティング本大賞」で2022年の大賞受賞)、「君は戦略を立てることができるか 視点と考え方を実感する4時間」 (宣伝会議)などがある。

参加をご希望の方はこちらよりお申し込みください。
「市場をつくるマーケティング」お申し込みフォーム

事業開発プログラム 固定メンバープログラム

10か月間にわたり事業開発に取り組むメンバー固定制のプログラムです。
事業開発に関心がある方、実践的なスキルを磨きたい方、MBAでの学びをさらに深めたい方が参加し、グループで事業を作り上げます。
*なお、2025年度のメンバー募集は終了しております。

■固定メンバープログラム概要(2025年度)

実施期間  2025年5月~2026年2月(10か月間)
開催頻度  月1回(リアルまたはオンライン)
会場 – リアル開催:三井物産ビル(大手町)または一橋大学千代田キャンパス
※合宿は海浜幕張駅付近の研修センター

– オンライン開催:Zoom等
定員  最大30人
参加資格  – 一橋ビジネススクール現役生(M2)・修了生
– 一橋ビジネススクール現役生・修了生 からの紹介
-過去の参加者の再受講も可能 
年間参加費  参加にあたっての会費はかかりません。
ただし、「合宿費」「コミュニケーションツール使用料(Slack等)」の実費を各自でご負担いただきます(合計3万円~5万円を想定)

■プログラム内容
– 合宿(1泊2日・5/17(土)11時集合、5/18(日)15時解散)※参加必須
– ビジネスリーダー講演は 19時~20時30分で実施予定。
– 中間発表、最終発表は13時~17時で実施予定。その後懇親会の開催
– 書籍『事業開発一気通貫』(日経BP)などに沿った実践プログラム(秦充洋先生)、ビジネスリーダーによる講演
– グループによるワークショップ形式をとり、新規事業の企画や事業開発に着手

■詳細と各回の内容
合宿は固定メンバーのみの参加です。一方、ビジネスリーダー講演はオープン講座です。固定メンバー以外の一橋ビジネススクール現役生・修了生、またその紹介者の参加も可能です。また固定メンバーが行う中間発表、最終発表にも固定メンバー以外の方も、ご参加いただけます。

日にち 内容
5月17日(土)、18日(日) 固定メンバー チームプロジェクト合宿 講師:秦充洋氏((BDスプリント、HUB客員教授、元BCG、ケアネット創業者など)
6月18日(水)  ビジネスリーダー講演「世界を理解する力」 講演者:安川新一郎氏(グレートジャーニー、元マッキンゼー、ソフトバンクなど)
7月16日(水)  ビジネスリーダー講演「市場をつくるマーケティング」 講演者:音部大輔氏(クーマーケティング、元P&G、ユニリーバ、資生堂など)
8月20日(水)  ビジネスリーダー講演「社内ベンチャーからのIPO」 講演者:鈴木貴史氏(TalentX社長、元パーソル)
9月13日(土)  チームプロジェクト中間発表 講師:秦充洋氏((BDスプリント、HUB客員教授、元BCG、ケアネット創業者など)
10月15日(水)  ビジネスリーダー講演「二兎を追う経営」 講演者:淺羽茂氏(早稲田大学大学院経営管理研究科教授)
11月19日(水) ビジネスリーダー講演「事業成長のリーダーシップ」 講演者:荒井邦彦氏(ストライク社長、元大田昭和監査法人) 
12月17日(水)  ビジネスリーダー講演「事業計画の極意」 講演者:木村義弘氏(プロフィナンス、元インスパイア、デロイト)
1月21日(水)  ビジネスリーダー講演「価値創造のプロジェクトマネジメント」 登壇者:米澤創一氏(慶應SDM特別招聘教授、元アクセンチュア)
2月28日(土) チームプロジェクト最終発表 講師:秦充洋氏((BDスプリント、HUB客員教授、元BCG、ケアネット創業者など)

(ただし今後変更の可能性があります)

*チームプロジェクト 講師:秦充洋氏(BDスプリントパートナーズ代表取締役、一橋ビジネススクール客員教授)
5月の合宿でのチームづくり、事業開発スキルの集中インプット、アイデアの初期討議を行います。その後、毎月のオープン講座を参考にしながら、中間報告やチーム討議、メンタリングを経て、2月に最終発表します。

*ビジネスリーダー講演 (オープン講座)
事業開発に関連する個別トピックを有識者、経営者などから講演いただきます。
テーマとしては社会変化や新技術、リサーチ・分析、営業・マーケティング、ファイナンス・調達、法規制・知財、社内調整・意思決定者マネジメント、チームづくり・アライアンス、リーダーシップ、などを予定しています。
ビジネスリーダー講演はオープン講座であり、固定メンバー以外の一橋ビジネススクール現役生・修了生ともに参加可能です。

■参加にあたっての姿勢
本ワークショップでは、自発的に取り組む姿勢 が求められます。
事業開発は、全体での集まりだけでなく、各グループでの自主的な活動も不可欠です。そのため、一定の労力を伴うことをご了承のうえ、ご参加ください。
特に、以下のような志を持つ方を歓迎します。
• 現在の仕事やキャリアを本気で向上させたい方
• 自身の挑戦を通じて、社会や企業の発展に貢献したい方
• 新たな事業創出に本気で取り組みたい方

■お問い合わせ
分科会運営事務局(担当_吉田):seitaka_yoshida@hotmail.co.jp

これまでの活動

・第1回ビジネスリーダー講演「構造から読む未来:歴史・思想史を通じた環境変化の捉え方と事業開発への示唆」(2025年6月18日(水) )講演者:安川新一郎氏(東京大学未来ビジョン研究センター客員研究員/藤田医科大学客員教授/グレートジャーニー合同会社代表/公益財団法人Wellbeing For Planet Earth 共同創業者兼特別参与)

・チームプロジェクト合宿(2025年5月17日(土)、18日(日))講師:秦充洋先生(株式会社BDスプリントパートナーズ代表取締役、一橋ビジネススクール客員教授)

<ご参考>2022年より以下の概要で活動してきました。

テーマ 1. 新規事業開発
2. 特定企業の事業開発(例:小学館・NEC)
参加者 ・一橋ビジネススクールの修了生およびその同僚
・他大学MBAホルダー
目的 1. スキル習得・向上
2. ネットワーク構築
3. 自社への応用
講師/事務局 講師:秦 充洋(BDスプリントパートナーズ代表、一橋ビジネススクール客員教授)
事務局:一橋ビジネススクール修了生有志

■ 内容:
・全12回(月1回)の1年を通して実施。参加者はビジネス開発のフレームワークを学び、アイデアを具現化する。書籍「事業開発一気通貫」(日経BP)に沿った実践プログラム。
・最終回には事業案のプレゼンを実施。過去には小学館役員などをお招きしている。

■ 参加者数推移:2022年度15名、2023年度23名、2024年度42名

■ 年代:20代~50代

■ 参加者所属企業(例):ENEOS、NTTデータ、ソニー、小学館、日立製作所、ANA、NEC、富士通、三菱電機、オリエンタルランド、花王、日清製粉、JR東日本、KDDI、日本航空、双日、AGC、東京海上、日産自動車、大学職員、弁護士、医師、公認会計士、起業家など(順不同)

(プログラムの様子)